・炭床の代用品ってあるの?
・炭床サイズの選び方は?
こんな悩みを解決する記事を書きました。
実は、この記事で紹介するスノーピーク炭床は炭火料理で必要なアイテムです。
なぜなら、スノーピークの焚火台にセットして燃焼部分の底上げをし、無駄な炭の使用を抑え均等に熱源を維持する事ができるからです。
この記事では炭床が必要な理由や炭床サイズの選び方を紹介して、炭床の代用品もご紹介します。
記事を読み終えると、炭床の必要性や焚火台に使う理由がわかります。
あーキャンプいきたいっ!
炭火料理するなら必要!焚火だけなら不要
炭火料理をするなら必要なアイテムです。
その理由は、6つあります。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
- 燃焼効率の向上
- 炭の量を節約できる
- 火力が安定する
- オプションアイテムが使える
- ダッチオーブンが置ける
- 火起こしがしやすい
1:燃焼効率の向上
空気は温められると上昇するという性質をうまく利用したのが炭床です。
炭床で底上げして焚火台の下に空気の取り入れ口を作ります。
焚火台の下から取り込んだ空気が温められて上昇気流が発生します。
この上昇気流が焚火台の中に燃焼するための空気を取り入れる力となり、スムーズな燃焼を促すことができます。
つまり、風通しをよくして火がよく燃えるよう空気の通り道を作くるのが炭床なのです。
2:炭の量を節約できる
無駄な出費を抑えることができます。
なぜなら、炭床を使わないと焚火台の底からたくさんの炭を敷き詰めなければならないからです。
その一方で、炭床を使うと底上げ効果で必要な炭の量を減らすことができます。
炭床は、お財布に優しい経済的なアイテムです。
3:火力が安定する
火力の維持がしやすいのと、せっかく起こした火が途中で消えてしまうリスクを軽減できます。
その理由は、平らな炭床の中心に炭を集めることで互いが保温し合い消えにくくなるからです。
これを「炭火センター集中方式」と名付けました。
炭火センター集中方式のメリットは、中心はお肉を焼くのに最適な強火、その周りは野菜や焼くのに最適な中火、端は弱火や焼けた食材を保温するスペースとして使い分けができることです。
炭火センター集中方式で炭火料理がより便利になること間違いありません。
4:オプションアイテムが使える
別売りのオプションアイテム「グリルブリッジ」で火力のコントロールができます。
なぜなら、炭床とグリルブリッジの距離を3段階で調整できるからです。
具体的には、強火が欲しいときは炭床とグリルブリッジをめいいっぱい近づけます。
弱火が欲しいときは炭床とグリルブリッジをめいいっぱい離します。
そして、中火が欲しいときは3段階の真ん中の高さにします。
炭床を制すものは火加減を制すのです。
5:ダッチオーブン料理が楽しめる
炭床にずっしり重いダッチオーブンを乗せての料理も可能。
なぜなら、炭床は鋳鉄製で頑丈だからです。
たとえば、炭床Lにスノーピークの中で最も重い和鉄ダッチオーブン26を乗せてもびくともしません。
炭床でダッチオーブン料理が楽しめます。
6:火起こしがしやすい
息をフーフーすることなくスマートな火起こしができます。
その理由は、中央のロゴスペースに着火剤を設置して点火できるようになっているからです。
具体的には、固形着火剤を真ん中に置きます。
その周りと上に細かい炭を組んでかまどのような状態にすると、あっという間に火がつきます。
ジェルの着火剤もほとんど同じ要領です。
炭の上に直接ジェルをかけます。
ジェルをかけた炭を中心にその周りと上に細かい炭を組んでかまどのような状態にすると、あっという間に火がつきます。
炭床は火起こしが苦手な人の強い味方なのです。
焚火だけなら炭床が不要な理由
焚火だけなら炭床は不要なアイテムです。
理由は、炭床は炭火料理をするときに炭を底上げして平らな状態にする用途で使うものだからです。
実際に炭床がなくても焚火はできるし、炭床がないと焚火台が深く使えます。
長さのある薪を適当に焚火台に放り込んでも勝手に斜めになってくるれるで薪がたっぷり入ります。
基本的には炭の底上げに使うのが炭床なので、焚火のときは使わなくても大丈夫です。
炭床サイズの選び方
炭床サイズの選び方は3つ。
- グリルブリッジを使うときの選び方
- 焼アミを直置きするときの選び方
- 焚火をするときの選び方
それぞれ詳しく解説していきます。
1:オプションアイテムのグリルブリッジを使うときの選び方
焚火台のサイズに合わせて炭床のサイズを選びます。
その理由は、オプションアイテムのグリルブリッジと炭床の距離が遠すぎず近すぎず最適化されている距離だからです。
具体的には、
- 焚火台Lに炭床L
- 焚火台Mに炭床M
- 焚火台Sに炭床S
焚火台と同じサイズの炭床を使うとグリルブリッジで3段階の高さ調整ができて、思い通りに火加減のコントロールができます。
2:焚火台に焼アミを直置きするときの選び方
焚火台のサイズよりも小さいサイズの炭床を選びます。
具体的には、
- 焚火台Lに炭床Mか炭床S
- 焚火台Mに炭床S
その理由は、2つあります。
ひとつめに、焼アミが平らに置けるからです。
たとえば、焚火台Lと同じサイズの炭床Lを組み合わせた場合、炭と焼アミが接触してしまい焼アミが浮いてしまいます。
ふたつめに、炭床と焼アミの距離が近すぎるからです。
上の画像を見てわかるように焼アミとの距離が近すぎます。
火力は炭火と焼アミの距離で決まるため、距離が近ければ強火にはなります。
しかし、焼きむらができたり食材が丸焦げです。
炭火料理では、火力を強くして火から遠ざけた状態の「遠火の強火」が最も適していると言われています。
遠火の強火は食材全体を均一に焼くことができて、中はふっくらしっとり、表面は香ばしくパリパリにしてくれます。
繰り返しになりますが、焚火台のサイズよりも小さい炭床を使うことで理想の状態にすることができるのです。
この選び方は、グリルブリッジを使わないで100均の焼アミなんかを使いたいときに役立ちます。
3:焚火で使うときの選び方
焚火で炭床を使うメリットは、ロゴ部分に着火剤が置けることです。
その一方で、デメリットもあります。
炭床の底上げ効果で薪を放り込むスペースが狭くなることです。
そのため、焚火のときに火の付いた状態でこぼれ落ちるといったことも考えられます。
そんなトラブルを避けるために焚火台のサイズより小さい炭床を使います。
具体的には、
- 焚火台Lに炭床S
- 焚火台Mに炭床S
おすすめは、焚火台Lに炭床Sの組み合わせ。
その理由は、2つあります。
- 焚火台Lなら市販の薪がすっぽり入る
- 焚火台を最も深く使えのが炭床S
一般的にホームセンターやキャンプ場で売られている薪は30〜40センチです。
焚火台Lなら薪は切らなくてもいいし、放り込むスペースは広くできるし、炭床Sに着火剤は置けるしで何かと好都合なのです。
炭床の代用品は100均の焼アミ
100均の焼アミが炭床として使えます。
理由は、思いのほか100均の焼アミが焚火台にぴったりだったからです。
ただし、デメリットが3つあります。
- サイズが選べない
- 耐久性がない
- 強度がない
1:サイズが選べない
スノーピークの炭床と同じサイズが欲しい!と思っても同じサイズは選べません。
そもそも炭床として使うものではないからです。
このくらいかなと直感で買ってみたものの深すぎたり、浅すぎたり、グリルブリッジとサイズが合わなかったりすることがあります。
2:耐久性がない
熱で変形します。
とはいえ、100均の焼アミなら使い捨てでもOK。
コスト面で負担を感じずに済むのがメリットだからです。
1年に数回程度の使用なら十分だと思います。
3:強度がない
ダッチオーブンやスキレットなどを安定して置けません。
なぜなら、100均の焼アミは線が細く重さに弱いからです。
その一方で、スノーピークの炭床は重いダッチオーブンやスキレットを置いても平気、鋳鉄製で頑丈なスペックを持っています。
100均の焼アミを炭床にしてグリルブリッジを使う裏技
炭床はグリルブリッジと合わせて使うことを前提に作られています。
そのため、100均の焼アミを炭床で使った場合、炭床とグリルブリッジとの距離が最適化されません。
そんな問題を解決するには、大きめサイズの焼アミを炭床サイズに切ることです。
具体的には、
- 炭床L 31センチ×31センチ
- 炭床M 25×25
- 炭床S 19×19
同じサイズで切るだけでOK。
予算の都合で炭床が買えないときに100均の焼アミで乗り切る裏技です。
まとめ
- 炭火料理するなら「いる」
- 焚火だけなら「いらない」
肉厚で頑丈なだけに無駄に重いのが炭床の一番のデメリットですが、炭火で料理をするなら必要なアイテムです。
少ない炭で十分な火力を得ることができるし、グリルブリッジで火加減のコントロールが簡単に行えます。
一度で揃う焚火台スターターセットが便利でお得です。
\炭火でキャンプ飯を楽しむ/